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 パキスタン「チョゴルンマ氷河」への旅 その4 トレッキング編

スパンティークBCが見えたぞ~up
 
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5月29日 ボロチョ~ボロチョエリア標高4100m辺り
 
気温‐1度、起きると雪は止んで青空
ポーターは雪降る中、石を積み上げた柱にシートを低く張り、石を積んだ竈で焚き火をして休んだのです。
 
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7:10 元気に出発  どうですこの美しく壮大な景色
夕べの雪が白い世界を演出し見た目は美しいが、歩くのはやっかいです。
 
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8:45 テン場予定だった場所に着きました。ポーター用の石積みがあり、300mほど奥の沢に温泉がわい出している場所があるのだそうです。
 
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ここでポーターが揉めていました。雪が降ったので足場が悪く思うように進めない、真っ白い氷河の小さいクレパスの上に積もった雪を踏み抜き滑落危険がある言うのだ。
7年前はこの辺りから真っ白い氷河の上を歩いてスパンティークベースキャンプまで行けたそうだが、今年も多分これから先も、この地点での白氷河歩行は厳しいでしょう。
1時間程もめて、行けるところまで行くが、荷物を制限しデポしポーターを二人ここに荷物番として置いていくことになった。
ポーター達は小高い場所で安全を祈る歌をアラーに捧げました。
 
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雪上を歩き、小さなクレパスを用心深く超えます。
登りになるととたんに足が重い、頭は痛くないけど空気が薄いのを感じました。
 
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Hassanが私に「Present for you!」と差し出したのはエメラルドのでっかい原石
この辺りには、エメラルドやルビー等の原石がゴロゴロ転がっているのです。
軽いザックを背負って歩くのが精一杯なのに、こんな重いもの持って歩ける訳も無いhappy02
 
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ヒマラヤバックに休むパーティー 絵になるねgood
 
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雪は時々膝まで、たまに腿まで沈み、行く手を阻みます。
 
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12:40 ランチタイム、グリーンティーで「スパンティーク」に乾杯~
 
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少しでも「スパンティークベースキャンプ」に近づこう、アップダウンを繰り返し進む。
 
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14:45 テン場を探しながら歩き、崖下に氷河池がある場所に決定
ポーター達は、せっせと石を動かし土手を作り整地してテントを設置してくれました。
思わず「Good jobsign01と叫んで拍手。
 
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標高4100m程と思われるこの場所で10m登るのは簡単じゃない、
重い足を一歩一歩前に出してザレた斜面をジグザクに登るのですからsweat01
10m程登って見下ろすとその立地が良くわかります。崖っぷちじゃ~shock
 
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目の前に当初の最終キャンプ地「スパンティークベースキャンプ」が見えているのに遠い
「せめて白い氷河の上を歩かせてあげたい」森隊長の思いは叶いません
「面白くねえなぁ~」隊長は呟きました。
 
夕方、また雪が降り始めました。
夕食に日本から運んだ「インスタント日本蕎麦」を作りました。
「う~ん 美味しいheart02」お醤油の味がアミノ酸が身体にしみ込んでいくhappy01
お蕎麦を食べた後、Hassanのカレーも食べました。
 
 
5月29日 ボロチョ4100m地点~マンビホーラ 
 
5時、気温0度 テントアウターは凍り、氷河池は薄氷が張っていました。
先に進むことなく戻ります。朝食をすませたら、いつもの様に先に歩き出します。
荷物が軽くなったポーターは、あっと言う間に私達を追い越し先に行ってしまいました。  
名残惜しく時々振り向きながら歩いていると、斜面上の方に鹿がいました。
 
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エメラルドの原石があった氷河ルートとは違う、氷河に流れ込む沢を渡るコース
午後からは雪解けで水量が増すため、早朝ででなければ渡れないのです。沢は大きく口の開いたクレパスへと流れこみ、もし落ちたら流れが速いため助けるのは困難になります。
 
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流れが速いため、沢を渡るのは慣れている私でさえ緊張しました。
 
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昨日、荷物をデポした場所へ着くと、ポーター達が朝食のチャパティを焼いてました。
温かいグリーンティーをご馳走になりました。少し泥臭い味がしてけど加熱してあるから大丈夫cafe
放牧の牛たちが草を求めてウロウロ、飲料用の水を取る池に一匹の牛が降りてきました。
ポーターは石を投げて追っ払うけど、牛だって水が飲みたいのよね
 
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氷河でジャンプ~
 
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Ishaqと一緒にジャンプ~ 
 
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クレパスがいっぱい
 
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今回の危険度一番 35度はあるであろうザレた斜面をアンザイレンで登る。
 
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足を置くとザラザラ落ちる土、トップのHassanがピッケルでステップを切りながら道を作ってくれる。喉カラになる怖い斜面、ポーターは大きな荷を背負ってドンドン上ってきます。
 
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二日前にお昼を取ったモレーンでランチして、先を急ぎます。
14時ごろ雨が降ってきました。シトシトと降る雨の中テン場を目指して復路を進むだけ
予定したテン場にはポーターは居らず、どこまで降りたのsign02
私達はポーターが居る場所まで降りるしかないのです。
歩くのに飽きた頃、放牧の牛小屋のある「クルマル」にポーター3人が居ました。
やっと着いたと思いきや、彼らは「クルマル」のお祈りの部屋を使うためにいたのでした。
はぁ~テン場はまだ先なんだcoldsweats02 雨に濡れた指先が冷たい、傘をさしました。
 
結局、最初にテントを張った「マンビホーラ」でポーターが待っていました。
2日間かけて歩いた道を1日で下ってきたのです。
行動時間10時間30分 身体は冷えきり疲れていました。
Hassanが煎れてくれた温かいグリーンティに砂糖を入れて飲むとお腹がホワッとしました。
森さんがテントでガスを点けてくれたので、濡れた物を乾かし暖を取ることができました。
 
夕食を食べたら、シュラフに入って夢の国へ
夜中、いや明け方でしょうか、枕元で大きな鼻息、次にジョワジョワジョワ
牛がテントの側で排尿したのです。
こりゃたまらん「牛、シッシッあっち行け」と声を出しておっぱらいました。
翌朝、Mieさんとこの話で大笑い、でもね、この土地は水はけの良い砂地、多量の尿は大地にサラッと染み込み、テントに流れ来ることは無いのです。もともとここは牛の縄張りですから「牛さんゴメンナサイね」です。
 
5月30日 マンビホーラ~アランドゥ~チュトロン
 
トレッキング最終日、雨は上がり天気は回復
6:30出発、テン場を出て直ぐに、放牧に行く牛、羊、ヤギの群れとスライド
私達が牛を避けて歩きます。特に子牛には近づかないようにしないと、母牛が襲ってきます。
子ヤギを抱いた少女にカメラを向けたら拒否されました。
 
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8:15 アランドゥ東の村が見えてきました。
 
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「ヒマラヤローズ」が満開です。
 
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男達は山から降りて来る時、花を頭に飾るそうです。私も真似て帽子に飾りました。
森隊長すっかりパキスタン人、黙っていたら現地人と間違われるわよhappy01
 
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東の村の橋の袂に荷物だけが置き去りされポーターの姿が無い、ポーターは我家に一度帰りお祈りをしているのです。お祈りの音楽が流れていました。
橋を渡って、川原を歩いていると、「ヒマラヤカメレオン」が石の上で日向ぼっこしてました。
 
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アランドゥまでもう少し、東の村へ帰る女性達とすれ違いました。
女性は「ヒマラヤローズ」を頭に飾っていました。
 
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11:30 アランドゥ到着 5泊6日トレッキングは終わりました。
ZaminとEmernが迎えに来るまで、ゲストハウスでひと休みです。
ちゃんと子供たちが集まってきます。やっぱり最初は男の子、次に女の子
 
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何も無いよとジェスチャーして、部屋に入りました。
子供たちはHassanやポーターに追い払われて、やっと静かになったところで
インスタント袋麺「カレーうどん」を私が作り食べました。
 
13:00 Zaminがペプシを持って迎えに来ました。
まずは皆でランチし、その後ポーターへ報酬を払います。
これがそう簡単にいかないのがパキスタンポーター、自分はずーっと重い荷物を運んだから沢山くれだの、食料運搬の人は段々軽くなるんだとか、あーでもない、こーでもない、と話し合うこと1時間、この間その様子をじっと待つしかない私達
 
「あ~面倒くさいパキスタンのポーター」
 
最初に契約したのでいいじゃないの、森隊長からボーナスも出たんだから
他の国ではこんなに揉めないのだって、パキスタンだけらしい
彼らにとってはポーターの仕事を2回すると1年分生活費になるのだから少しでも多く貰いたい訳で、必死なのかもしれません。貴重な現金収入ですものね
 
話し合いがついたら森隊長の出番、7人ひとりひとりに現金を手渡し握手し無事終了 
15:00車に揺られて「チュウトロン」へ向かったのでした。
 
                                   ・・・・・つづく
 

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コメント

最初から通して読みました。
なんとも羨ましいトレッキング!
NONさんは本当に良いお仲間に恵まれていますね。
氷河は地球温暖化で先端が融けているってことですか?
私はだいぶ前にスイスのアレッチ氷河へ行ったことがありますが
(脇に付けられたトレッキングコースを歩いただけで氷河上は歩かなかったのが残念ですが)
そのアレッチもここと同じようにだいぶ融けてしまっていると聞いています。
それにしても、子どもたちはどこでも可愛いですね。
私も海外へ行くときは折り紙持って行きます、大人気ですよね(^^ゞ
続き楽しみにしています。

palletさん

氷河は今世紀末には消滅していまうという話を聞きました。
たった7年で様子が変わったチョゴルンマ氷河を見た、森隊長は驚いていました。
若い時からパキスタンに何回も通っている森隊長のお陰で、普通のツアーではありえない体験をできました。
山での偶然の出会いから、ヒマラヤトレッキングへ至りました。
縁を大事にすると、人生は楽しくなりますね。

純粋な子供の笑顔は万国共通です。

Mちゃんと見に行った映画 アルプス交響曲で、アルプス氷河がどんどん後退して、スキー場で持っている村の収入源が無くなるって、夏場は氷河を溶けにくくするシートで覆うって、やっていました。
クレパスが大きくなると、ますます行きにくくなる?
それにしても、ピーターたちの靴! 足、冷たくないの?冷たいよね(;>_<;)
渡渉の話は、S姉さまから聞きました。
恐ろしやぁ~

ポーターのIshaqって・・・女性?
三つ編みに見えるけど。
氷河でジャンプは気持ちがいいでしょうね(*^▽^*)
10時間半の下り・・・腰やひざは大丈夫だった?

しゃらさん

氷河の後退は深刻で、土石流が多くなって村が流されたり、川の流れが大きく変わったりするようです。
クレパスの大きさというより、モレーンが増えて氷河の上を歩くことが出来なくなるでしょう

ポーター達は運動靴で何処でも歩きます。1時間も干しておくと乾いてしまうのであまり気にしてないようです。
というか、登山靴は高価で買えないからね。
Mieさん 頑張りましたよ渡渉!!
 
Ishaqはクックボーイ 27歳既婚子供なし 息子みたいな感じかな!
三つ編みに見えるのは、帽子マフラーです。今、彼とはフェースブックで繋がってるのよ^^
10時間の下りだけど、急登はあまりないし、ゆっくり歩くので膝・腰とも全く問題ありませんでした。

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